子離れ・親離れ

閑話休題。

娘の学校の保護者会に行ってきました。
ホールに保護者全員が集まる中先生が一言。

「お父さん、お母さん。子離れしてください！親離れさせてください！
○○大学（某トップ校）に合格した生徒との保護者は皆さん保護者会で同じ姿勢を取られています。
全部子ども自身に任せていますので私からお話しすることはありません。
自分で考えると思います。
皆さんそうおっしゃいます。
子離れしてください。親離れさせてください。」

おおーーーー！！😮
なんと勇気のある言葉。というか勇気ある表現の仕方。
この学校の保護者の多くが行かせたいと思っている大学名まであげて子離れしろって保護者の反響はいいものばかりではないことは十分理解されているはず・・・。
すごいな〜。

そこに先生方の温かい想いがあるのがあるのが後に続く言葉で伝わってきました。

「この子たちは後２年で成人します。高校在学中、１８歳の誕生日を迎えた子から順に成人するのです。クレジットカードが契約できます。あらゆる契約が自分でできるようになり保護者が解約することができなくなります。
新しく始まった制度なので保護者も本人もあまり自覚がないままに成人となります。
今から自分で考え自分で決める癖をつけさせてください。」

最もだと思いました。
それを聞いて私もハッと気づいたことがあります。
娘は後２年ある、でも次男は後数ヶ月で１８歳の誕生日が来る。
なんとなく成人の日に成人になるような気がしてたけど、受験の前に成人かぁって思ってたけど違うじゃん！
え？　後数ヶ月で成人ーーーーー！！😮
とても驚きました。笑

親の側に自覚がないままに大人になっていく子どもたち。
その隙をついた商売がきっとたくさん出てきます。
子どもたちの身近なところで。。。
わかりやすい営業はきっと大丈夫。でもあの手この手でこれは危ない契約だと分かりにくく戦略を練られたものも沢山湧いて出てくるでしょう。

ついて回って守ることは不可能です。
日常の些細なこと、例えば宿題、例えば挨拶。例えば目の前で転んだ人がいたらどうするか。例えば今日登校するかどうか。決めたことの結果で自分の人生が創られていく。こうであるべきとさせられるのでなく自分で決める。
自分の人生を自分で創っていく。自分で考えて自分で決める。
その連続で知恵が作られ、自らの知恵で危険なものを察知し自らを守ることができます。

先生がこう続けられました。
「失敗は楽しい。失敗は嬉しい。」
これからこの言葉をモットーにいろんなことを生徒に伝えていきます。
失敗はそれ単体を見れば失敗かもしれないけれど必ず後に繋がる大切な経験になっていきます。
人生に失敗などないのです。
「失敗は楽しい。失敗は嬉しい。失敗に対するイメージを塗り替えましょう！」

まさに私が今意識しているところ。
娘のためでなく私のための保護者会かと思いました。笑

帰宅して娘に学校での話を伝えました。
夕食後
「ねえ、宿題まだしないの？」
すると娘が
「お母さん、子離れしてください！！」

😂、早速やらかしました。

気軽な雑談のように悩んでいることを話してみてください。
誰かに聞いてもらうことで心が軽くなることもあります。
お話を伺います。