「なんでこの子はこうなんだろう?」
お子さんを見ていてイライラすることはありませんか?
私はめっちゃありました。
過去形でなく今もあります。😆
「友だちに嫌って言えなくてすごくストレスなんよねー。」
そう聞くとそこからめっちゃもやもやしてました。
・なんで嫌なものを嫌って言えないの?
・なんで友だちに自分の意見言えないの?
「家族で住むのは好きだけどストレスもめっちゃある。お母さんのこういうところが嫌なんだ!」
・じゃあでていけばいいじゃない。なんででないの?
・なんですぐに行動しないの?
・じゃあそれ自分ですればいいじゃない。
もやもやしたり、イライラしたり、喧嘩になったり、子どもの数だけ経験値も多く全部3倍🤣、それはそれは沢山繰り返しました。
けれどふとなんで気になるの?と自分に自問してみると自分の嫌な部分に似てるんです。
私は嫌って言えずなんでもいいなりになってきました。家庭でそう求められたので友だちにも意見や考えを話すということができなかったんです。遊んでいる時に友だちにトイレに行きたいと言えなくて学校でも放課後でも必死に我慢して漏らしたことも何度もあります。
友だちは途中で行くのになんで私は言えないんだろう?友だちは嫌と言えるのになんで私は言えないんだろう?
成人しても母が大嫌いで仕方ないのに家を出る勇気がない自分がいました。
こんなに嫌いなのに、毎日強制されることがこんなに嫌なのになんで家を出ていけないんだろう?
なんで独立する決心がつかないのだろう?
そんな自分が本当に心底嫌で、こんなことをした友だちはひどいとかこんな風に育てた母は最低と怒ったり憎んだりしながら、この世で1番憎み忌み嫌ったのは自分自身です。
そこにNOと言えないこと、そこを飛び出すことができないこと、自殺すらできないこと、そんな自分を憎んで憎んで憎み尽くしました。
そうして今子どもたちが抱える悩みや不安が自分の嫌いな部分を刺激して必要以上に介入してしまうのです。
「それなら嫌って言えばいいじゃない!!」
子どもはストレスだという気持ちを聞いて欲しいのであって対策を知りたいわけではありません。
対策を知りたいときはほおっておいても「どうしたらいいと思う?」と聞いてきます。
それでも自分の中の気持ちに押されて「あなたのため、子どものため」というオブラートの元に子どもの人生に介入してしまうのです。
「それなら早く出なさいよ!!」
そんなことを言わなくても自分のタイミングを測りながら自立するための道を探っています。
私にそんなことを言ってくるのは本心というよりはすぐに一人暮らしできない自分自身に苛立って甘えた気持ちをぶつけてきているのでしょう。
そうわかっていても苛立つのはかつてそうであった自分自身、今も自分のその姿を許容できていないからです。
『子どもがこんな風なのは私のせいって言うの?サイテー!!それならどうすればいいってのよ❓』
そう思いませんか?
私もそう思いました。笑
何度も何度も繰り返し思いました。笑
私がもっと行動を改めればいいの?完璧な大人になれってこと?
いい親であろうとこんなに頑張ってるのに、こんなに頑張ってきたのにもっともっと頑張るの?どこまで頑張ればいいのよ!と思いませんか?
私は思いました。
でも本当はそんなことしなくていいんです。
この世界に私が思うような完璧な人なんかいません。
ではどうすればいいのか。
本当はね答えはとても簡単です。
自分を許すこと。
ああできなかった自分、こうできなかった自分、理想通りに思うように実行できない自分、理想通りの子どもを育てることができなかった自分、みんなのように学校に行かない子どもを育てた自分、そんな自分を全部丸ごと許しましょう。
そんな自分をそれでも大好きだよと抱きしめてあげましょう。
どんな自分も許しきった時子どもたちのあれこれにイライラ、もやもやすることはなくなります。
#学校 #不登校 #親子 #親子の関係 #許し #愛
lisa runnelsによるPixabayからの画像

