幼稚園はモンテッソーリ教育をしている園に楽しんで通いました。
なんだ、普通に楽しめるんだなーとすっかり安心してしまいました。
笑顔で胸を張って入学した小学校。
入学式の6日後くらいだったでしょうか「面白くない、つまらない、行きたくない」と言い出しました。
その夜、弟妹が寝た後に彼と話しました。
正確な会話はなぜか忘れてしまいました。私にも衝撃的な出来事だったからでしょう。
動揺を隠しつつどうしたいのかを聞くと「つまらないけど今はいく」そんな返事が帰ってきたことを覚えています。けれど今思うと行って欲しいと思う私が「行く」という答えを引き出すために誘導的な会話をしたのかもしれません。
1年生はそのまま無事に終えました。
2年生の5月毎朝「お腹が痛い」と訴えるようになりました。
欠席の連絡をすると元気なります。
友達とは問題なし、先生は好き。授業は退屈。つまらない。
いじめられてるわけでもないのに学校に行きたくないなんて我儘は許されない。そう思った私は泣き叫ぶ長男を学校へ引きずって行きました。
そして先生も「お母さん、ありがとう。よく無理矢理でも連れてきてくれました。泣いても毎日連れてくるのは大事ですから明日も引きずってでも連れてきてください。」と言われました。
二日間、次男を幼稚園に送り出し、片手に乳児である妹を抱え、もう片方の手で泣き叫ぶ長男を引きずって学校へ行きました。
これは今思っても大失敗。後悔しかありません。
登校する、しないは別として彼に大きなトラウマを残し、私の心にも澱のように重い後悔が残ったのです。
彼はこの日を境に完全に学校へ行けなくなりました。
さて今の彼ですが、自分という自己を確立し確実に自分の道を歩んでいます。
現在は大学生。親との葛藤を繰り返し、人と異なる道を選ぶことによって悩み抜いた分精神的にとても強く優しい大人に近づきつつあります。

