昨年末、海老名市で子煩悩なお母様が子育てに悩んで子どもたち三人を殺害する出来事がありました。きっかけはお子さんの不登校でお母様は12回も児相に相談に行かれていたそうです。
日本人は協調性、共感性が高いが故にみんなが行っている「学校」、義務教育と言われている「学校」への比重が他国に比べて重く受け取られがちです。私ももれなくその一人で、小学校2年で初めて長男が「行きたくない。」と言ったとき、この世が終わるようなショックを受け、私の育て方が悪いんだと自己否定に苛まれ続けました。
けれど今や34万人も不登校の子どもたちがいて、理由はいじめよりもなぜかわからないけどいけないそんなお子さんが増えているのです。
これは学校のシステムが古いことへの子どもたちからのSOSではないかと思うのです。
日本のシステムは古いまま、授業内容も、受験体制も古く、何より「個性」の発揮を好まない管理体制は時代の進化、地球の流れに沿っていません。
海老名のお母様も学校に「行けるように」必死だったと思います。そして行かせようとすればするほどまだ元気のある子どもは反抗的になり悪循環の沼に入っていきます。
子どもを思えば思うほど不安や心配、自責も増し、命を絶つしかないと思うまでに追い詰められ、これまで大切に育ててきた我が子に手をかけるのはどれだけ辛かったでしょう。
学校に行けなくても、行かなくても大丈夫。
子どもたちはもれなくどの子も心センサーを持っていて、楽しいや好きを追求しながら生きていくといつか自分の道を見つけていきます。
ゲームばかりしていてもいつの間飽きたり、自分の道を探し出したり始めます。
だから!
命を絶たなくても大丈夫。
学校に行かないことはそんなに悪いことじゃない。
まだまだおしゃべりできる関係なら食事を作りや、お風呂掃除やお庭の草取りなどお子さんがこれならやるよ!ということを手伝ってもらい、仕事が減って「ラッキー♪」、お子さんは喜んでもらって「ラッキー♪」という関係を結んでみませんか?
どこかで目覚めてプロの料理人になるかもしれません。👀
部屋から出れないほど疲弊しているお子さんは今日も生きてる生きてる、可能なら毎朝そんなふうに思ってみてください。
無理だったら親御さんは心を緩めてくれるどなたかにお話しされてみてください。
私でも大丈夫です。
お子さんは誰に言われなくとも心の中で学校に行けない自分を責めているので、親御さんの気持ちが緩むとお子さんの「安心」も増えるのです。
今なぜこんなことを書いているかというとお盆が終わると始業式が近づくからです。
2学期こそは行けるといいなと思っていませんか?
学期が変わる毎に私は思ってました。
子どもたちは9月、特に始業式当日が1番自殺率が高いです。
8月末が始業式のところもありますね。
1番危険なのは夏休み明けの始業式の日です。
実は学校に行かないことはそんなに大変なことではありません。
現在40代の夫の友人たち、登校拒否と言われていた今よりもっと登校圧力が強い時代の子どもたちを数人知っていますが、どの方も突然大学に行くと言ってそのまま就職したり、技術職で起業したりされていて、
30数年前、当時失礼なほど無知な私は彼らはこのまま引きこもるのだろうと思っていましたが、どの方も世間一般から見て良き人生と感じられる道を歩んでいらっしゃいます。
そしてその方たちに共通しているのは自分自身で道を見つけたことだと感じます。
お母様は今も朝が怖いと言われるほど追い込まれていたそうです。
ご自分のお子さんを信じてみませんか?
どうか夏休みの間に「休みが終わっても頑張って登校しなくて大丈夫だよ。」と声をかけてあげてください。
命に直結します。
どうぞよろしくお願いいたします。

