カウンセリングによって変わったのは息子ではなく私の心でした。
罪悪感や不安でいっぱいだったのがだんだん緩んできてこのままでも大丈夫と思えるようになってきました。
夫のこと、母のこと、不安、恐怖、悲しみなど自分の中に封じ込めていたことを聞いてもらい抱えていた荷物が軽くなったのだと思います。
それによって堂々と息子を連れて外出できるようになり、不安に包まれる時間も減りました。
当時の夫は子どもと遊ぶなど全くしてくれなかったので、息子が父親との触れ合いが少ないのを知った学校の教務の先生は時間を作り遠くの公園まで自転車で遊びに連れて行ってくださいました。
この先生は家にも何度も来てくださり息子と遊んでくれました。
そうして10ヶ月ほど経った翌年の2月、息子は突然普通に学校へ登校し始めました。
そのタイミングはとても不思議で、
「もう学校は行かなくていいや。息子がいると弟妹は喜ぶし、お手伝いもしてくれて助かる。せっかくだからとことん楽しもう。これから一緒に何をしようかな。」
心の底から迷いや悩みが完全に吹っ切れた矢先でした。
なので「行く!」と言われた時の私の反応は
「えーーーーーー!!😞」でした。笑
本当にがっかりしました。
面白いですよね。
後に知ったのですが、このカウンセラーの先生は優れた先生としてとても知名度の高い先生でした。
そして弟を同行してカウンセリングを受けたときに驚愕する一言を言われました。
「学校に行かないことを心配するならこの子(弟)の方が無理よ。」

